「続けられない私」にフィットしたお花の定期便
私は、どちらかというマメな性格ではなくて
どちらかというと不器用で
どちらかといわなくても―――
正直、続かない性格です…(笑)
やる気や意気込みはあっても
つい「忙しいから」といって後回しにしてしまう性格。
あの子の場所に
いつも新鮮なお花を飾ってあげたい!!と思う反面…
「どんなお花を飾ったらいいんだろう?」
「お花屋に定期的に行く時間、取れるかな?」
「気づいたら枯れちゃってるかも…」
そんな心配をまるごと解決してくれたのが
現代の便利システム―――
お花の定期便でした。
もうすぐ続けて1年半ほどになります。

月1回コースや
2週に1回など
生活スタイルや予算に合わせて選べるのも嬉しいところ。
なによりありがたいのが
「ポストに届く」という仕組み。
受取日時指定や再配達の手間も一切ありません。
箱を開ければ、季節の花が新鮮なまま
丁寧に梱包されています。
ふわっと広がる花の香りに、自然と心がほどける。
忙しい日々の中でも
ほんの一瞬、花と向き合う時間が生まれます。
花と向き合うということは
あの子の魂に語りかけること。
「ママ、今日もあなたを想ってるよ」
この仕組みのおかげで
“供えること”が無理のない日常の一部になりました。
手軽だけど、ちゃんと心がこもる。
ありがたいことに、今は花屋に行かなくても
お家に花が届く時代です。
―――時代の恩恵を、ありがたく受け取っています。
供えることが、暮らしの一部になる
定期便を続けていくうちに
お花を供えることが
いつのまにか”特別なこと”ではなくなりました。
家事の合間に水を替えたり
新しい花が届いたら、空いた花瓶に挿す。
小さな、ささやかな時間が
1日のリズムの中にすっかり溶け込んでいます。
そして、供花=仏花のイメージが強かった私ですが
そういった概念も取っ払われ
あの子に合った明るい色を積極的に飾るようになりました。
悲しみを連想させるような花ではなく
見ている私達が元気を貰えるような明るい色の花です。
特に夏には
あの子のイメージカラーの黄色いひまわりを。
定期便で届かなければ、花屋で買い足して
飾るようにしています。

花瓶も何種類か揃えるようになり
この色の花ならこの花瓶かなぁ〜とか
そんなことを楽しむようになりました。
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“供える”というと、
少し仰々しく聞こえるかもしれません。
でも私にとっては、
「今日も元気に過ごしているよ」と
あの子に伝えるような、やさしい習慣です。
花を通して話しかける時間があると
不思議と心が落ち着くのです。
それは祈りというよりも
「今日も”あの子と”生きている」という感覚に近いかもしれません。
こうして“供えること”が、
少しずつ“暮らすこと”の一部になっていきました。
かたちを変えて、寄り添い続ける花たち
ドライフラワーに姿を変えるために
自分なりに大切にしていることがあります。
①生花を楽しむのは半分まで、残り半分はドライのために早めに水からあげる
生花を最後まで楽しみたいのですが
ドライで残したいものは「一番キレイな瞬間」で
水からあげるようにしています。
咲ききる前に吊るしておくと、形が崩れにくい。
その”少し早めに手放す”感覚に
なんだか人生でもそんなことあるよなぁって思ったりします。
②ドライに向く花・向かない花があることを体得していく
バラやカーネーション、スターチス、ミモザのように
水分が少なく、花びらがしっかりしているものは
形がキレイに残りやすいです。
一方でガーベラなど柔らかい花は少しレベル高め。
どんな花がドライになるかな?と
毎回ちょっとした実験のような気持ちで楽しんでいます。
③ゆっくり、時間をかけて待つ
風通しのいいところに吊るして
ゆっくりと乾いていくのを待つ。
急がず、気長に。
せっかちな自分には忍耐のいることですが(笑)
花が少しずつ姿を変えていく時間が
私の心を整えてくれるような気がします。

忙しい毎日でドライにしたことを忘れていても
ふと見上げると…
あれれ、この前作ったブーケが…いい色出してるじゃないですか✨️
私らしく、無理なく続けられること
お花の定期便をはじめてから
「花を供える」習慣が
とても身近に感じられるようになりました。
特別な日だけでなく、
何気ない日常の中に花がある。
身構えることはない。できることから。
そのことが、こんなにも心を支えてくれるなんて。
昔の私はきっと知らなかったと思います。

今日の花が自動的に届く。
それが、私にとっての――
無理なく、続けられる習慣です。



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