哺乳瓶をいやがる赤ちゃんに悩むママへ。
心が折れそうになるその前に
“飲まなくてもOK”な、やさしい7日間プランを提案。
完母から少しずつ哺乳瓶に慣れていくためのヒントを詰め込みます。
◆Day0:はじめに知っておいてほしいこと

この「7日間プラン」は
哺乳瓶で”がんばって飲ませる”ための計画ではありません。
目的は、赤ちゃんに哺乳瓶という存在を
「ちょっとずつ慣れてもらうこと」
- 赤ちゃんの機嫌がいい時間に、5〜10分ほど試してみる
- うまくいかなくても「今日はここまで!」と潔く切り上げる
- 気分が乗っている日は、もう一回くらいトライしても◎
泣き叫ぶ中でのチャレンジは
哺乳瓶=「嫌なもの」とインプットされてしまうことも。
赤ちゃんて賢いんですよ〜。
飲まなくても、口をつけただけでも
視線を向けただけでも―――それはもう“経験”です。
試すことにエネルギーが要るのは
赤ちゃんだけじゃなく、ママも同じ。

今日もやってみた自分、ほんとに偉い!!
結果よりも、そうやって思えること。
それが心が折れない一番のコツです。
◆Day1:まずは”見る・触れる”だけでOK

「よし!今日こそ哺乳瓶デビューだ”」
と意気込んで差し出したその瞬間―――
赤ちゃんが顔を背け、「あ、無視・・・?」
心がぎゅーっとしぼんでしまいますよね。でも!
“飲ませる”じゃなくて”出会わせる”こと。
今日のゴールは、「哺乳瓶、はじめまして」くらいでOK!
- 授乳後の機嫌がいいタイミングに
- 哺乳瓶をそっと近づけてみる(まだ飲ませない!)
- 口元にチョンと当てて「くわえてくれたら大フィーバー!」
哺乳瓶を見て「なんだこれ」みたいな顔されたって落ち込まないでください。
初対面でいきなり好かれる人って、そうそういませんからね(笑)
今日はただの”顔合わせ”です。
飲んだら奇跡、くわえたら大事件!見ただけでも進歩!!
大丈夫、ママも赤ちゃんも、これから仲良くなっていけばいいんです。
◆Day2:乳首を温めて”慣れた感”を演出

昨日、哺乳瓶を口元に当ててみたママ、偉い!
「見せただけで泣かれた・・・」という方も
今日もまためげずにチャレンジです。
赤ちゃんの“なんか違う!”を、ちょっとだけ減らそう。
赤ちゃんは敏感です。
おっぱいはぬくもりがあって、香りがして、ふわっと柔らかい。
それに比べて哺乳瓶は・・・
「冷たい」「においが違う」「誰これ?」って言われても仕方ない。
- 哺乳瓶の乳首をぬるま湯(人肌)で少し温める
- 搾乳を使って中身だけでも”知ってる味”にしてみる
- くわえただけで褒める!なめたら超褒める!
「飲んでくれなかった」は失敗じゃない。
赤ちゃんが”昨日と違う体験”をしただけで、それは立派な学びです。
この時期は”飲めたかどうか”よりも
「哺乳瓶を嫌いにならなかったか」のほうがずっと大切です。
焦らず、無理に押し込まず、空気のように自然に置いてみるくらいの気持ちでいきましょう。
◆Day3:ママ以外の人があげてみる

昨日までで赤ちゃんはこう思っている可能性が高いです。
「ママ=おっぱいの人」
「哺乳瓶=偽物」
「騙されんぞ」
そんな彼らにとって、今日の作戦はちょっとした事件です。
“あれ?ママがいない・・・でもミルクはきた”大作戦
- パパ・おばあちゃん・信頼できる誰かに哺乳瓶をお願いしてみる
- ママはそっと離れる(※姿が見えるとバレる!)
- 泣いたら潔く終了して「うん、今日もがんばった」って言おう
「飲んでくれなかった」は失敗じゃない。
赤ちゃんが”昨日と違う体験”をしただけで、それは立派な学びです。
この時期は”飲めたかどうか”よりも
「哺乳瓶を嫌いにならなかったか」のほうがずっと大切です。
焦らず、無理に押し込まず、空気のように自然に置いてみるくらいの気持ちでいきましょう。
前編まとめ
ここまでの4日間、うまくいった日も、そうじゃなかった日も
それはすべて「赤ちゃんとママの大切なチャレンジの記録」です。
まだ哺乳瓶を受け入れてくれなくても、大丈夫。
ちょっとずつ慣れていくその過程こそが、一番尊いのです。
▼いよいよ後半戦へ!
「ミルクだけでのチャレンジ」や
「赤ちゃんの気分を見極めるコツ」など
ママが笑顔で続けられる後半のステップをご紹介します。
→哺乳瓶チャレンジ 後編はこちらから

“飲める日”より、”続けられる育児”を。
後編もママの心にやさしく寄り添いながらお届けします。
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