はじめに
哺乳瓶チャレンジ、思ってたよりずっと心が折れる―――
私自身、何度もくじけそうになって諦めようとしました。
そんなママの気持ちに寄り添いながら、よくある悩みに
やさしく丁寧に答えるQ&Aをまとめました。
うまくいかなくても大丈夫。
あなたのチャレンジは、すでに始めていることがすごいのです。
Q&A1−5選
Q1:哺乳瓶を全力拒否!泣き叫ぶ姿に心が折れそう・・・どうしたら?
A1:
わかります、その気持ち。
せっかく勇気を出して哺乳瓶にトライしたのに
赤ちゃんが泣きわめく姿を眼の前にすると
ママの心がポキっと折れそうになりますよね。
まず最初に理解しておきたいのは
「泣いた=失敗」ではないということ。
赤ちゃんにとっては、哺乳瓶はまだ「知らないもの」
無理やり続けるよりも、「今日はここまで」にすることが
次につながる第一歩になります。


泣いて終わった日も、意味のあるチャレンジ。
“今日は触れただけでOK”くらいの気持ちで
ママの心を守ってあげてくださいね。
Q2:つまずいた日は次に進んでもいい?同じ作戦を繰り返すべき?
A2:
昨日と同じように哺乳瓶を差し出したのに
泣かれた。拒否された。まったく進歩ナシ―――
「これで明日もう違う作戦に進んでいいの?」
「それとも、もう一回同じのやったほうがいいのかな・・・」
そんな風に、進み方で悩むママはとても多いです。
正解はひとつじゃありません。
でも、ひとつだけはっきり言えるのは―――
「ママの気持ちと、赤ちゃんの様子、両方を見て決めてOK」
だということ。
▼たとえばこんなふうに考えてみてください:
- 「今日はママの心が元気」
→ちょっと次の作戦に進んでみる - 「昨日のやり方、時間帯を変えて再チャレンジしてみたい」
→同じステップをもう一回


進んでもいい、繰り返してもいい。
大切なのは、「今日あなたにできることを選ぶ」ことです。
赤ちゃんの反応よりも
ママが「やってよかった」と思えるかどうかを
いちばんの軸にしてあげてくださいね。
Q3:毎日練習しても、全然飲めるようになりません。私、何か間違ってますか?
A3:
がんばって毎日トライしてるのに、まったく飲まない。
くわえてもすぐに「ぺっ」
泣く、そっぽを向く、哺乳瓶を見るだけで拒否。
でも大丈夫。
ママが間違ってるわけでは、決してありません。
哺乳瓶を飲めるようになるまでに必要な日数やステップは
赤ちゃんによって本当にバラバラなのです。
3日であっさり飲めた子もいれば
1ヶ月かかった子、途中でやめた3ヶ月後にすっと飲み始めた子も。

▼もし気になるならチェックしてみてください:
- 哺乳瓶の乳首サイズや素材が合っているか
- ミルクの温度が好みに合っているか(人肌が基本ですが、時々やや熱めが好きな子もいます)
- タイミングが「空腹すぎ・満腹すぎ」になっていないか
でも何を変えても飲まない時期もあります。
それはママのせいじゃなく、赤ちゃんの”今はイヤ!”なタイミングなだけ。

がんばってるママを責める要素なんて、一つもありません。
「今日もチャレンジした」それだけで、十分にえらい。
赤ちゃんのペース寄り添おうとしているあなたは
もうじゅうぶん、できてます。
Q4:毎回泣くだけで終わる・・・やっぱりムリなのかな?
A4:
哺乳瓶を差し出すたびに
赤ちゃんが泣いて、そっぽ向かれて、こっちも向きたくなる―――
「この子、もう絶対哺乳瓶ムリなんじゃ・・・?」
そんな気持ちになったこと、きっとあると思います。
でも、安心してください。
「今は泣く」=「一生ムリ」ではありません。
赤ちゃんにとって哺乳瓶は未知のもの。
怖い、不安、違和感・・・いろんな気持ちがあるのは当然です。
特に完母で育ってきた赤ちゃんにとっては
「ママのおっぱい以外は偽物」くらいに思っていることも。

▼でも、ママはここまで来ています:
- 哺乳瓶を準備して、差し出してみた
- 泣かれても、何度かチャレンジしてみた
- そのたびに、諦めずに向き合ってきた
これ、すごいことなんです・・・!
泣いて終わった日に
赤ちゃんは「哺乳瓶ってものがあるらしい」と
ちゃんと学んでいます。
そしてママは「泣かれても嫌いにならない大人がいる」
という信頼を育てています。

ムリじゃない、まだその時じゃないだけ
ママの”あきらめなかった日々”が
必ず赤ちゃんの中に、残るはずです。
Q5:どの時間帯にやるのがベスト?飲みやすいタイミングってある?
A5:
「いつやれば飲んでくれるのか分からない・・・」
泣きそうな顔の赤ちゃんを前に、時計とにらめっこ。
「この時間帯、ダメだった・・・。次は・・・いつ?」
毎日そんなふうに、タイミングを探して迷っていませんか?
結論から言うと
「正解の時間」は赤ちゃんによって違います。
でも、多くの赤ちゃんにとって
比較的うまくいきやすいのは・・・

▼おすすめはこんなタイミング:
- お昼寝の直前(眠たくてぼーっとしている)
- お風呂上がり(気持ちよくてリラックス中)
- 母乳を飲んだ”直後”の満腹リラックスタイム
→空腹すぎると怒り出し、満腹すぎると見向きもしないので
「ちょっとだけ飲めそう・・・」なゆるタイミングがベスト。
大人だって「今じゃない」っていう気分、ありますよね。
赤ちゃんもそれと同じです。

毎日同じ時間じゃなくていいし
「今日いけるかも?」ってママセンサーが働いた時こそ、チャンスです!
【Q&A前編】まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます。
Q1〜Q5では、ママの心が折れそうな瞬間に寄り添う内容をお届けしました。
哺乳瓶チャレンジが「出来るかどうか」よりも
「向き合ってきた時間そのものが尊いんだ」と気付けるような
道しるべになっていたら嬉しいです。
→【後編はこちら】
【哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんに】ママの悩みQ&A10選(後編)|心が折れそうなあなたへ
Q6〜Q10では、現実的な悩みや周囲とのギャップにも触れながら
少し先のあなたの背中をそっと押すようなQ&Aをご紹介します。
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