【前向きがしんどい】「私は大丈夫」の呪文に、知らぬ間に疲れていませんか?―――「大丈夫じゃない日」もあっていい。

心のひだまり

はじめに:「大丈夫、私ならできる」

―――そうやって今日も乗り切ったママへ。

「もう少し寝たいな・・・」
「ちょっとくらい手伝ってくれても」

そんな気持ちをグッと飲み込んで

「私は大丈夫」
「私ならやれる」

って笑ってるママが多いと思うのです。

実は私もそのひとりでした。

昔から負けず嫌いで、何でも要領よくこなすのが当たり前。

「すごいね」って言われるのがなんだか誇らしくて
ちょっとくらい無理してるほうが”私らしい”と思ってました。

でもね、その”私らしさ”が、いつの間にか私をしんどくさせていたのです。

弱音を吐かないのが、いつしか当たり前に

育児って、正解もゴールもありません。

毎日がイレギュラーで
想定外で
嵐みたいで。

それでも「大丈夫、できる」って言い聞かせていた私は

気づけば”弱音を吐かない自分”を演じる役者みたいになってました。

しかもそれを「スーパーママ」「かっこいい」「えらい」って思っていたので
ますます人に頼れなくなっていきました。

限界?それって、私に許されること?

「限界」って言葉、私には無縁だと思ってました。
だって、限界を感じたら負けだと思ってたから。

そして限界を超えているときって、案外自分では気付けないものです。

「いやいや、私なんかまだ大丈夫でしょ〜」って思ってるママへ

下のチェックリストで
当てはまるものがあったら、ちょっと休憩サインかもしれません。

気楽な気持ちでポチポチしてみてくださいね。

私の大好きな口癖「気合!根性!」

でもね、身体は正直者です(笑)
気合と根性で乗り越えられるほど、身体も若くはなく・・・

2年前のある日
突然、高熱が出て、入院したことがありました。

通常の免疫力ならかからないであろう病気に。
約2週間の入院。
4人の子どもを実家に預け、でもちょっと久しぶりの一人時間を満喫させてもらいました(笑)

そうじゃなくっても
やけにイライラして子どもに暴言吐いてしまったり
朝起きた瞬間から「もう動きたくない」と思ったり・・・

そういうときに、ようやく気づくんです。

「あ・・・私、今限界なのかも・・・?」

「大丈夫?」って聞かれても、「はい!大丈夫です!」と嘘笑い

本当は言えたら良かったのかもしれない。

「実はけっこう大変で・・・」って。

でも、世の中には私なんかよりも
ずっとずっと大変な思いをしている人がいるんだって思ったら

自分のしんどさなんて口にしちゃいけない気がしたんですよね。

「私なんかが弱音を吐いてどうする」
そう思って、また一人で背負ってしまう。

手抜きは甘えじゃない、戦略だ!

もし過去の自分に声をかけられるなら、こう言いたい。

「もっと手抜いてよかったんだよ」
「家が散らかってても、冷食出しても、意外と、ていうか全然だいじょうぶだよ!!」って。

育児に”がんばりすぎ”なんていらないのかもしれません。

それは今の自分にも言えることかもしれない。

ママが倒れたり笑顔なくしたりしたら、元も子もないから。
限界迎えてるママの顔は、たぶん、絶対、こわーい顔。

今すぐできる、小さな回復アクション

「やめることリスト」を作る

「ごはんはちゃんと作らなきゃ」
「毎日お風呂を沸かしていれなきゃ」
「笑顔でいなきゃ」

―――それ、本当に”マスト”ですか?

「今だけはやめてみようかな」と思えるものを
3つだけ書き出してみてください。

ママの心がすこーしだけ、軽くなるかもしれません。

SOSの言葉を”定型文”にしておく

「大丈夫?」って聞かれた時に返しづらいなら
こんな言い方を決めておくのも手です。

「今はちょっといっぱいいっぱいかも〜」
「寝不足で頭が回ってない〜(笑)」

こんな”柔らかめのSOS”なら
伝えるハードルもグッと下がります。

自分の「甘やかし時間」をスケジュールに入れる

予定表に「おやつタイム!」って書いてもいいんです。

ドラマ1本観るでも
コンビニスイーツ買いに行くでも

「自分を大事にする時間」をあえて確保することが
回復の第一歩。

“誰かに甘える”のが苦手なら

“自分を甘やかす”ところから始めてみませんか?

まとめ:大丈夫じゃない日があっても、いい。

ママだって人間だもの。
無敵でも、完璧でなくてもいい。

“今日はムリだ〜”と思う日があっても、それが育児だと思うのです。

「私は大丈夫」って、自分を励ます魔法の言葉。

でも、時にはその魔法をそっと解いてあげてもいいと思います。

大丈夫じゃないときに「大丈夫じゃない」って言えるママ。
その姿こそ、子どもにとってはすごくかっこいい。

どうかあなたも、自分の心に小さな休憩を。

“できるママ”ではなく、”自分らしいママ”を。

私も胸に深く刻んでいきたいと思います。

「頼れる制度なんてあるの?」と思ったママへ。
実は、育児を助けてくれる公的サポートがたくさんあります。

【ママの限界を支えてくれる育児支援】の記事も、是非のぞいてみてください。
【頼っていいんです】限界ママを支える育児支援制度 《一覧・概要編》

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