この記事は
【前向きがしんどい】「私は大丈夫」の呪文に、知らぬ間に疲れていませんか?―――「大丈夫じゃない日」もあっていい。
の続編です。頑張り続けるママが、少しでも心をゆるめられるように。
今回は「頼れる支援」の情報をまとめました。
はじめに
「もうムリ・・・」
と心の中でつぶいやいたこと、ありませんか?
でも、その声を口に出すのって、案外むずかしい。
育児はがんばって当たり前、頼るのは甘え。
―――そんな空気に押されて
限界まで踏ん張ってしまうママは少なくありません。
でも、知っていてほしいのです。
“ひとりで抱えない”ための制度やサービスが
日本にはちゃんとあることを。
この記事では、ママがしんどくなる前に
気軽に頼れる育児支援制度とあるんだということをご紹介します。
なぜママは「頼っちゃいけない」と思ってしまうのか
「もっと大変なママもいるのに」
「うちは夫が手伝ってくれるだけマシ」
「こんなことで相談したら、笑われるかも」
・・・そんなふうに、自分のしんどさを
“なかったこと”にしてしまうママは
少なくありません。
そしてその裏には
「頼ること=弱さ」
「甘え」
「母親として失格」
そんなイメージが根強くあります。
わかります、私もそんなふうに思っていたうちの一人です。

でも、今ふと思うのは
本当にそうなんだろうか、子育てはそんなに辛く苦しいものなのか。
実際は、支援をうまく活用しているママこそ
自分を客観的に見られていて、必要な助けを選び取る力を持っている人です。
車にブレーキがあるように
育児にも「止まる」「立ち止まる」「頼る」機能があっていいのかもしれません。
むしろ、それがなければどこかでエンストを起こしてしまいます。
だからまずは
「頼るって、立派なスキルなんだ!」と思って見てください。
それだけで、心のハードルが少し下がるはずです。
本当に、限界を迎える前に
育児って、長〜いマラソンみたいなものです。
しかもコースは未舗装、給水所の場所も不明。
ペース配分もわからないまま、「さぁ走れ!」って言われている感じ。
それなのに私たちママは
「止まっちゃダメ」
「疲れたって言っちゃダメ」って思いがち。
でも、本物のマラソンだって、途中で歩いていいし、水を飲んでいいんです。
むしろ、ちゃんと休憩しないとゴールまでたどり着けない。
そして育児も同じ。
途中で「もうムリかも・・・」って立ち止まってもいいし
「ちょっと助けて〜!」って誰かに頼ってもいい。

それ、ズルでもサボりでもなくて
ちゃんと前に進むための大事な一歩なのです
だからどうか、「全部ひとりでやらなきゃ!」って
自分を追い込まないで。
今こそ、自分にも給水タイムをあげてくださいね。
【保存版】ママの”頼れる制度”一覧まとめ
実は結構あるんです。
ママのしんどさに寄り添う仕組みたち。
■子どもを預けたいときに/預かり・送迎系サポート
- ファミリー・サポート・センター
地域の支え合い制度。送迎・一時預かり・上の子の見守りなど柔軟に頼める。
→関連記事【迷ってるなら、まず登録】ファミサポが”お守り”になる理由
- 一時保育・一時預かり
保育園などで、数時間〜1日単位で預けられる。働いていなくても、リフレッシュ目的でも利用可◎
→関連記事【泣かれたっていいじゃん】一時保育がくれた、心のゆとりと自分の時間
- 病児保育
子どもが病気や発熱のときに預けられる専用保育室。看護師・保育士常駐で安心。
→関連記事【休めない朝、子どもが発熱】病児保育に揺れるママたちのリアルと”もしもの備え”
- 子育て短期支援事業(ショートステイ・トワイライトステイ)
ママが病気・入院・疲労で育児困難なときに、施設で短期預かりしてくれる。
■ママ自身の回復・ケアのために/体とこころのサポート
- 産後ケア事業
助産師・看護師による授乳・育児・ママのケア。宿泊/日帰り/訪問タイプあり。
- 産前・産後ヘルパー派遣
妊娠中〜産後に家事や育児を手伝ってくれるヘルパー制度(一部自治体で実施)
- こんにちわ赤ちゃん訪問
生後間もない家庭を保健師などが訪問。赤ちゃんの様子やママの体調も見守ってくれる。
■誰かに話したいときに/相談・つながり系サポート
- 地域子育て支援拠点(児童館・子育てひろば)
親子で遊べて、大人としゃべれて、保育士や支援員が常駐。無料で利用OK。
- 育児相談(保健センター・市区町村)
離乳食、夜泣き、育児の不安などを、保健師さんが丁寧に聞いてくれる。
- 子育てホットライン・電話相談
全国共通や自治体独自の窓口で、今すぐ誰かに話したいママをサポート。
- 児童相談所
「相談=通常」じゃない。限界を迎える前に、親子を守ってくれる専門機関。
- 利用者支援事業(子育てコンシェルジュ)
「何を使えばいいかわからない」ときに、専門員が制度や施設をナビゲート。
まとめ:まずは「頼っていい」を知ることから
育児って本っ当に大変です。
でも、大変って言えない空気が、もっとしんどさを増やしているのだと思います。

今回ご紹介した支援制度は
どれも「ママのために用意されたもの」です。
遠慮なんてしなくていいし
「ちょっと使ってみようかな」って気持ちで
十分なのです。
後編では
「じゃあ、どうやって使うの?」
「今すぐ相談できる場所ってあるの?」
そんなママたちの疑問にお答えする内容を
まとめています。
どうか今日も
心に少しだけ”やさしさの給水”を。
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