※この記事は「時計が苦手な子」の親御さんに向けて、わが家のリアル体験をもとにまとめた記事です。焦らなくて、きっと大丈夫。
ちょっとずつ、育っていく…と信じて。
はじめに
「もう〇時だよ!」が通じない。
我が家の双子弟は、小1の頃からずっと“時計”が苦手です(現在進行系)。
時計が読めないと、「時間の感覚」そのものが持ちにくい――
そんな“見えにくい困難”に気づき始めた、最近のお話をしてみます。
時計に興味ゼロ、小1からずっと苦戦中
時計の学習が始まった小1からすでに、本人はほとんど関心を示さず。
算数の”時計”の授業にもついていけていないように見えました。

“時計”はもうほんとに…やばいんですよ(笑)
学習教室の先生にも入会時に事前に伝えていたほどです。
毎年のように現れる算数の”時計”の単元。
去年のレベル、つまり「前の学年の内容をやっと習得」していく感じで、
小2で小1の内容、小3で小2の内容がようやくわかってくる、というペース。
でも私は、どこかで「まぁ、少し遅れてても、いつか読めるようになるだろう」と
あまり焦っていませんでした🌀
繰り返してもゼロに戻る。根負けしそうになる日々
家庭でも、針の読み方から丁寧に教えました。
短い針・長い針を見分ける、時間の進み方を線分図を書いて説明する…

KUMONの“自分で針を動かせる時計”も買って試しました。
一年生の時に買ったものですが、コレは今もかなり重宝してます。
短い針と長い針で色分けされていて、針先の読む場所もわかりやすいからです。
でも、時計の単元が終わると、スーッと忘れちゃうのよね、これが(笑)
毎回ゼロからの再スタート🌀
一生懸命教えても、なんだか入っていかない。
だんだんこちらが根負けして「今日はここまでにしようか」となる日も。
でも、投げ出すと完全に振り出しに戻るので、区切りのいいところまではやると決めていました。
苦手は性格にも影響する?時計アレルギーと“のんびり”の関係
時間の概念があいまいなことは、日常の“のんびり”にも直結していました。
「あと5分で出かけるよ」
「〇時に着くには、何時に出なきゃいけない?」
こうした会話が通じないと、見通しを持って行動することができません💦

あと何分かな〜
コマを回しながら全く聞いちゃいない(笑)
👉️【切り替えが苦手な子の対応】三度の飯よりLaQ命!やる気スイッチが入ると止まらない双子弟の話
時計を見て自分から動く、がかなりハードル高め。
だからこそ、周りの動きを見て
「そろそろかな?」とか
「あれ、置いてかれてる?」
って一歩出遅れるのが常態化💧
読めるようになった。でも「使える」にはまだ遠い
小3に入って、ようやく「時計が確実に読めている」と思えるようになりました。
でも、時計を読んだからといって、その先の“行動”に結びつくとは限りません。
時計は読めればいいわけじゃない。
その前後の進み方や戻り方をマスターするほうがよっぽど大事。
時間を読んで、「じゃあ動こう」「じゃあやろう」が、まだ難しい。
「わかった」と「使える」は、やっぱり別物だな…と痛感しています。
双子育児あるある:同じ方法では通じない
双子兄は、目的のためには先にやるべきことをこなせる子。
YouTubeを見るために宿題を終わらせる、そんな行動ができます。
一方の弟は、「いま目の前の興味」に没頭するタイプ。
精神年齢で見たら、2学年ほど下かも…と感じることもあります。
だからこそ、兄と比べず、弟のペースを大事にしています。
スローペースでも、確実に育っている
一歩進んで、二歩下がって、また半歩進む。
そんな感じで、双子弟は少しずつ時計を習得してきました。
今できていることは、1年前にはできなかったこと。
2年前には想像もできなかったこと。

確実に「育っている」姿を、私はちゃんと見てきたつもりです。
彼なりのスモールステップを見守っていきたい。
おわりに:焦らず、でも投げずに
「時計が読めない」は、ただの学力の問題じゃないと思っています。
生活全体の“動き方”に影響する、奥深いテーマです😓
苦手な子には、スモールステップで、焦らず寄り添って。
でも「今日はここまで」と、親も心の余白を持って。
――ふり返れば、うちの子もほらね…時計が読めるようになってるじゃん!!
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