この記事は
【頼っていいんです】限界ママを支える育児支援制度〜頼れるサポート一覧〜
シリーズです。制度を知った”その先へ”。
あなたが少しでも楽になれる一歩の、後押しになりますように。
はじめに:「1日だけ…」に応えてくれる制度がある
日頃の疲れが溜まっていると
体調不良は突如、前触れもなくやってきます。
「39度の熱が出ても、子どもはいつも通り元気。
泣いて笑って、走り回る…夫は出張だし。
お願い、誰か助けて…」
そんな日、ありませんか?
私にも過去、そんな経験が何度か。
体調不良でもう動けなくて、どうしようもなくて
子どもに1日Eテレ、からのエンドレスYOU TUBE…
心のなかでは「ごめん…」とつぶやきながら
でも体が思うように動かない
最低限の衣食住だけをこなす…
一時保育も頼れない
実家の親にも頼めない
夫は夜遅くに帰宅
「どうしよう」って焦りとしんどさで
心が潰れそうになる時
そんな時に思い出して欲しい制度が
【子育て短期支援事業】なのです。
子育て短期支援事業って、なんですか?
文字だけ並べられるとピンときませんが
- 子どもを安心して預けられる場所を用意すること
- 保護者が一時的に休んだり、家族の危機を乗り越えられるようにすること

どうしても子どもを預かってくれる所がほしい…
そんな場合に
児童養護施設や里親宅などで
子どもを一時的に預かってもらえる仕組みです。
以前は厚生労働省の管轄でしたが
今はこども家庭庁が担当し
令和6年度からはさらに内容がより使いやすく拡充されました。
制度の対象になるシーンが増えた
ショートステイ(宿泊型)
日中〜夜間を含めて預かってもらえる仕組み
- 親の体調不良
- 帝王切開や切迫早産などで入院が必要な出産前後
- 冠婚葬祭で子どもを連れていけないとき
- 育児疲れ、リフレッシュのための”少し休みたい”というとき
- 経済的問題で緊急一時的に保護が必要な場合
- 医療ケア児の入院付き添いできょうだいを見られないとき
- ★親子で一緒に施設に入り、育児や関わり方を見直したいとき
- ★子ども自身が「家にいるのが辛い」「少し離れたい」と思ったとき
- ★…令和6年度からの拡充された支援
トワイライトステイ(夜間養護等)
夕方から夜にかけて預かってもらえる仕組み
- 保育園や学童の延長時間では足りない時
(仕事の残業・夜勤など) - 夜勤のある仕事をしている
- シングル家庭で毎日綱渡りのようなスケジュールになっているとき
スタッフ体制が強化された
子どもたちが安心して過ごせるよう
施設には専任の専門スタッフがしっかりサポート。
具体的には…
- 児童指導員
- 保育士
- ソーシャルワーカー
- 看護師
- 心理士など
「ただ預かる」だけではなく
専門職の視点から親子を支援してもらえるという点でとても心強い。
参考文献:https://www.cfa.go.jp/policies/kosodateshien/jido-short
どうやって利用するの?
預け先は
各自治体が契約している施設や里親家庭など。
市区町村の子育て支援課に連絡し、相談することで手続きを進められます。
手続きの流れ(ざっくり)
- 市区町村の担当窓口に連絡
- 利用理由と日程を伝える
- 必要があれば事前登録や書類提出
(緊急時は電話対応OKなことも)
費用の目安
- 所得や世帯状況によって変動(無料〜2,000円/日ほど)
- ひとり親家庭などは無料になる場合も
周りの目が気になってしまうママへ

「子どもを預けてまで休むの?」って言われちゃうよね
そうやって、まわりの目が気になって
一歩踏み出すのをためらうママが多いと思います。
かつての私も
人に甘えるのは「ママ失格だ」と思っていたし
“ちゃんとやってる母親”として
周囲の目にどう写っているか
常に気にしていました。
でも、その結果
子どもにきつく当たってしまったり
自分が体調を崩して入院してしまったり…
結構無理して頑張っていたなぁと、今振り返っています。
でも、今ギリギリのママたち
誰にもSOSを出せないあなたが今必要としているのは
「自分も子どもも守るための支援」なんだと
大げさに聞こえるかもしれませんが
それは決して甘えではないと思うのです。
人間、疲労がピークに達すると思考がバグるんですね。
思いもよらないこと、考えたりやってみたり。
私も経験済みです(笑)
制度を使うことで、安心することができるなら
みんながそれぞれ元気でいられるのなら
少しでも子どもに優しくできるのなら
あなたと子ども自身の暮らしを守るための
一つの選択肢として持っておいていいのかもしれません。
まとめ:知っておくだけで大丈夫、お守り代わりに。
育児ってがんばってもがんばっても、終わりが見えないし
誰かが評価してくれるわけでもない
誰かに頼りたくても、助けてほしくても
どうしたらいいかわからないときって
多かれ少なかれ、みんなあると思うのです。
そんなときの”最後の切り札”
子育て短期支援事業。
「もう限界」になる前に
「助けて欲しい」が言えるように
こんな制度があることだけでも
覚えておいてもらえたら嬉しいです。
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