【前向きがしんどい】「私は大丈夫」の呪文に、知らぬ間に疲れていませんか？―――「大丈夫じゃない日」もあっていい。

気づいたら「大丈夫」っていうのが口癖になってた。
でも本当は…？全然そんなことない。

この記事は、無意識にがんばりすぎてるママに読んで欲しい、心の整え方のお話。

はじめに：「大丈夫、私ならできる」

―――そうやって今日も乗り切ったママへ。

「もう少し寝たいな・・・」
「ちょっとくらい手伝ってくれても」

そんな気持ちをグッと飲み込んで

「私は大丈夫」
「私ならやれる」

って笑ってるママが多いと思うのです。

実は私もそのひとりでした。
昔から負けず嫌いで、何でも要領よくこなすのが当たり前。
「よつは＊すごいね〜さすが！」って言われるのがなんだか誇らしくて
ちょっとくらい無理してるほうが”私らしい”と思ってました。

でもね、その”私らしさ”が、いつの間にか私をしんどくさせていたのです。

弱音を吐かないのが、いつしか当たり前に

育児って、正解もゴールもありません。

毎日がイレギュラーで、想定外で
嵐みたいで。

それでも「大丈夫、できる」って言い聞かせていた私は
気づけば”弱音を吐かない自分”を演じる役者みたいになってました。

しかもそれを「スーパーママ」「かっこいい」「えらい」って思っていたので
ますます人に頼れなくなっていきました。

限界？それって、私に許されること？

「限界」って言葉、私には無縁だと思ってました。
だって、限界を設定したらそれは負け、だと思ってたから。

でも、メーター振り切って限界超えているときって
案外自分では自覚がないものなんですね。

「いやいや、私なんかまだ大丈夫でしょ〜」って思ってるママへ

下のチェックリストで
当てはまるものがあったら、ちょっと休憩サインかもしれません。

1. 朝起きた瞬間に「もう疲れた…」と思う
2. ごはんを作るのが面倒で、子どもにはとりあえずおにぎりor菓子パン
3. 自分だけの時間が１日１０分もない
4. 夜眠っても疲れが取れないor眠れない
5. 子どものちょっとした言動に、爆発的にイラッとする
6. SNSを見て「私はダメだ」と感じることが増えた
7. 「なんで泣いてるんだっけ？」と理由が分からないまま涙がでる
8. 誰かに「大丈夫？」と聞かれると、なぜかムッとするor泣きそうになる
9. 買い物リストや提出物など、忘れごとが増えた
10. 体調不良（頭痛・胃痛・めまいなど）が慢性的になってきた
11. 楽しかったはずの育児イベント（誕生日、成長記録など）に心が動かない
12. 「このまま消えてしまいたい」と一瞬でもよぎったことがある

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私の大好きな口癖「気合！根性！」

けれど、身体は正直者です（笑）
気合と根性で乗り越えられるほど、若くはなく…

２年前のある日
突然、高熱が出て、入院したことがありました。

通常の免疫力ならかからないであろう病気に。
約２週間の入院。痛みで意識朦朧とした日々。
その時、初めて気づきました。
「あームリが祟ったな」と。

そうじゃなくっても
やけにイライラして子どもに暴言吐いてしまったり
朝起きた瞬間から「もう動きたくない」と思ったり・・・

そういうときに、ようやく気づくんです。

「私ってば、今、限界キテる…？」

「大丈夫？」って聞かれても、「はい！大丈夫です！」と嘘笑い

あの時、「実はけっこう大変で・・・」って言葉にしても良かったんだと思う。

でも、世の中には私なんかよりも
ずっとずっと大変な思いをしている人がいるんだって思ったら

自分のしんどさなんて口にしちゃいけない気がしたんですよね。

「私なんかが弱音を吐いてどうする」
そう思って、また一人で背負ってしまう。

手抜きは甘えじゃない、戦略だ！

もし過去の自分に声をかけられるなら、こう言いたい。

「もっと手抜いてよかったんだよ」
「家が散らかってても、冷食出しても、意外と、ていうか全然だいじょうぶだよ！！」って。

育児に”がんばりすぎ”なんていらないのかもしれません。

それは今の自分にも言えることかもしれない。

ママが倒れたり笑顔なくしたりしたら、元も子もないから。
限界迎えてるママの顔は、たぶん、絶対、こわーい顔。

今すぐできる、小さな回復アクション

「やらないことリスト」を作る

「ごはんはちゃんと作らなきゃ」
「毎日お風呂を沸かしていれなきゃ」
「笑顔でいなきゃ」

―――それ、本当に”マスト”ですか？

「これやらなくても、死なないよね」って思えるものを
３つだけ書き出してみてください。

ママの心がすこーしだけ、軽くなるかもしれません。

ちなみに、私が今も昔も、疲れてるときにやらないことは
「洗濯物をたたまない」です（笑）

かごに収まっていれば良しとする！
たとえそこから引っぱり出すとしてもそれで良しとする！
家族全員、了承済み！！

自分の「甘やかし時間」をスケジュールに入れる

子どもの昼寝中にドラマ１本観るでも
コンビニスイーツをストックしておくでも

「自分を大事にする時間」をあえて確保することが、回復の第一歩。

“誰かに甘える”のが苦手なら
“自分を甘やかす”ところから始めてみたらいいんじゃないかな。

まとめ：大丈夫じゃない日があっても、いい。

ママだってひとりの人間。

無敵じゃなくていい。
完璧じゃなくていい。

“今日はムリだ〜”と思う日があっても、それが育児。
それが生きてるってこと。