11月22日。いい夫婦の日。
結婚生活がもうすぐ13年。
ふと「これからの人生を、この人とどう歩いていきたいのか?」を
考える時間が増えました。
特別なきっかけがあったわけではないけれど
40代という節目に立ち
夫婦としての距離感を見つめ直したくなったのだと思います。
出会って19年、積み重ねてきた関係の変化
思い返せば、私たちの関係はこの13年だけでなく
出会ってから19年という時間の中で
様々な形に変化してきました。

良い変化もそうでない変化も
静かに積み重なって今があります。
心の結びつきと理解者としての存在
良い変化として最も感じるのは「心の結びつき」です。
言葉にしなくても伝わる安心感
私を理解してくれる感覚は
20代の頃の比ではありません。
夫は今でも、一番の理解者です。
困った時、不安な時、どこの誰よりも頼りになる。
生活の細かな部分から価値観まで
いい面も悪い面も、お互いのクセや弱さを
知り尽くした関係になったのだと思います。
あの頃のときめきは今いずこ
一方で
「昔みたいにときめくことが減った」と感じることもあります。
でもその代わりに、とてつもなく落ち着いた安心感が
育っているのも事実です。
そしてもうひとつ。
以前は素直に言えた「好き」という言葉が
いつの間にか言いづらくなってしまったこと。

気持ちがないわけではないのに、自然と出てこない。
「今更言う必要ある?」っていう気になってしまいます。
恋人時代の高揚感とは確かに違う。
でも、長く一緒に暮らす中で必要な形へ変化しただけなのだと
今は自然に受け止めることができています。
揺れる感情も“夫婦のリアル”
とはいえ、感情は揺れます。
「やっぱりこの人が好き」と思う日もあれば
「絶対に別れてやる…」なんて思うほど腹わたが煮えくり返る日もある。
19年という時間を共にしているからこそ出てくる波でもありますが
決して珍しいことではないとも私は思っています。
大切なのは、その感情の揺れをどう扱うか。
40代の夫婦は“チーム”のパートナー
40代になり、夫婦の温度感は明らかに変わりました。
20代の頃の勢いある関係ではなく
今の私たちは「協力し合いながら子どもを育てるチームメイト」に近い。
生活をまわし、仕事をこなし、日々を支え合う。
その中で恋人らしさは薄れたとしても
別の形の強いつながりが育ったと感じます。
期待しすぎず、所有しない
そんな今のフェーズでお互いに大切にしているのは
- 相手に期待しすぎないこと
- 相手の行動や言葉に過度な意味を求めないこと
- 必要以上に干渉しないこと
そして何より
相手の人生は相手のもの。
彼は(私は)、自分の所有物ではない。
この軸があるからこそ
今日の私たちの関係は安定していられるのだと思います。
同居人にならないための心がけ
長く暮らしていると
良くも悪くも“生活の生々しさ”が前面に出やすくなります。
それ自体は悪くない。
でも、どこかで少しだけ線引きはしておきたい。
私が絶対に決めていることがあります。
それはズバリ…
- 夫の前でオナラをしないこと(笑)
- 平気で裸で歩かないこと

「家族だけれど、あくまで他人」
この意識が、私が夫婦を健全営む上で大切にしていることです。
あなたはどんなことを心がけていますか?
それでも結局「やっぱりあなた」
それでも根本の感覚は変わりません。
喧嘩をした日でも、ため息が出る日でも
どこかで「やっぱりあなたなんだよね」に戻ってくる。
それはどこか恋に似たような
でも家族の感覚に近いような
…19年という時間が少しずつ育ててきた根っこの部分。
子育てが終わったら、二人の時間を
未来について少し思いを巡らせます。
今はどうしても子どもが中心の毎日で、夫婦の時間は後回し。
でも、子育てがひと段落したら——
また二人でゆっくり過ごす時間を大切にしたいと思います。
て、思ってるのが私だけだったらどうしよう。笑
もうドキドキは戻らないかもしれない。
でも、肩の力が抜けて、隣に自然といられる関係でいられたら。

恋人のような関係には戻れないし
家族としてのつながり、だけでももの足りない。
その間のちょうどいいバランスを探しながら
これからも私たちは続いていくのでしょう。
出会って19年。結婚13年。
これからも、無理のない距離感で。
お互いの人生を尊重しながら、伴走するように。
そしていつか、また二人の時間を楽しめる日を願いながら
今日も私たちは暮らしていきます。


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