40代になって、ふと感じることがあります。
「あれ、昔みたいに頑張れないかも…」という瞬間です。

30代までは、寝不足でも翌朝にはなんとなく持ち直していました。
仕事に家事に育児にと動き続けても
勢いでどうにかなっていた気がします。
しかし40代に入ると、疲労の感じ方が変わります。
無理をすると、しっかり翌日に持ち越すようになり、
鏡を見れば肌荒れ、乾燥ジワ、目の下のクマ、そして白髪…
体力も気力も“有限だ”と実感する場面が増えました。
しっかりと年齢は重ねてきた証拠でもありますが
その現実と付き合いながら暮らすには、少し工夫が必要でした。
そこでわたしが決めたのが
“ONとOFFを意識して切り替えること” です。
自分を後回しにすると負の連鎖が起こる
これまでは、家事も自分のことも
「できる時にできるところまで」やる生活でした。
でも、40代になると、どうもこのやり方がうまく回らない。
疲労に目をつぶって動き続けると
どうしても心に余裕がなくなり
ちょっとしたことでイライラする自分が出てきます。
そして母のストレスは、家族に一気に蔓延します。
空気が重くなり、子どもたちも何となくピリッとします。
家族は“ひとつのチーム”だから
母のコンディションがそのまま家庭の空気になることを
ここ数年で痛いほど感じました。
だからこそわたしは、
「自分を後回しにしない」ことを
自分のルールとして置くようになりました。
だらだら動き続けるのではなく
「今日はもう頑張れない」と思ったら潔く営業終了です。
睡眠を削らない。
自分の時間をきちんと確保する。
夜型から朝型のリズムに寄せていくことで
心も身体も少しだけ“いい調子”に向かいやすくなりました。
“ONで頑張れる”よう、意識して“OFFを取る”
40代になると
「頑張らなきゃいけない時に頑張れない」
という場面が増えます。
だからこそ大切なのは
ONで力を発揮するために
意識的にOFFを取ること。

休むことはサボりではなくて
疲れた自分をリセットし
明日から頑張るための“儀式”のようなものです。
無限に動ける時代はもう卒業しました。
これからはバッテリーを残しながら動くことが必要です。
そのために心がけることは
・意識して休む
・家族や時短家電に任せる
・あえて後回しにする
・抱え込まない
これだけで、気持ちが安定しやすくなることを実感しています。
もちろん、家庭によって事情は違う
看護や介護のあるご家庭ではもちろん
夜も昼も関係なくケアが続くことがあります。
睡眠が分断されるのが日常で
そもそも“休む時間”をつくることが難しい家庭もあります。
わたし自身もかつてはそうでした。
自分は後回しで、目の前の命を守ることが最優先。
でも、自分が疲弊してしまったら元も子もないということ。
これも自身の経験から学びました。
だからこそ今は
意識してOFFの時間を作ることを大切にしています。
5分でも10分でも、1時間でも。
自分の状況に合う形で、少しでも自分を大切にできれば
十分だと思っています。
OFFを大切にすると、ONの質が変わる
意識してOFFを取り始めて気づいたことがあります。
それは
わたしが自分を大切にすると
家族もわたしを少しだけ…(笑)思いやるようになった
ということです。

「ママ休んでいいよ」
「これは自分でやるから」
そんな言葉がほんの少しだけ…(笑)増えました。
母が整い、優しくなると
家族の空気も自然と整い
少しだけ…(笑)お互いに思いやるようになります。
これは本当に実感しています。
40代のわたしは、自分を後回しにしない
40代のリアル―――
それは、気合いと根性だけでは乗り切れない場面が増えたこと。
だからこそ
・自分を後回しにしない
・自分を大事にする
・自分に無理をさせない
この姿勢が、暮らしのベースになってきています。
家族の空気を守るためにも
明日のわたしが気持ちよくONになれるためにも
今日のわたしはしっかりOFFを取って休みます。



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