【記憶喪失レベルの双子育児】授乳スタイル進化論〜牛になった母〜

ゆらゆら日常

はじめに

それは10年前―――

母乳育児に憧れがあった私は一人目を産んだときから、まぁそれは狂ったように母乳をあげてました。

娘は娘で、私の期待に応えてくれてグビグビ飲むものだから
飲んではマーライオンのように吐く!っていうの、結構やってました。

もともと良く出る体質だったのか、どんどん吸わせたからなのか
飲ませても飲ませてもどんどん母乳が作られちゃって

時々乳腺炎になっては、抗生剤もらいにいったり、湯船でひたすら搾ったりして
一人目ですでに、乳に関してはプロ級のゴッドハンドだったと自負しております(笑)

乳のプロに双子が出来た

正直、1人では飲みきれない分泌量を産生してしまう
牛のような私に、今度は双子が産まれました。

やぁ君たち、準備(覚悟)はできてるかい!?

いやぁー助かった!なかなか消費しきれない乳を
今度は双子男子たちがよく飲んでくれるようになりました。

おかげさまで、母の体重は産前よりマイナス3キロ!!
母乳ダイエット、最高だったよ(泣)
食べすぎたって絶対太らないもんね!!

STEP1:産後の数カ月は搾乳機をレンタル・哺乳瓶

双子、どちらもチビ生まれで産後すぐにNICUに入院しました。兄1ヶ月、弟2ヶ月。
体重が2キロになると退院することが出来ます。

それまでの間、搾乳を届けなければなりません。
出産前に産科の看護師から

双子は絶対に電動搾乳機がオススメよ、手動は腱鞘炎になるから!!

と、リアルな情報を手に入れ、用意しておいたのがこちら。

ずっとは使わないだろうからレンタルです。ダブルポンプ、両乳同時搾乳です。
ちなみにこれはNICUにも同じものがありましたので品質は確か。

ちなみに片乳用もありますが…

片方搾ってるともう片方から乳が垂れてきちゃうんです。
だからポンプ使うなら両乳同時進行で時短搾乳がオススメ

シングルだと…片方ずつ合計2回✕1日8回✕30日=1ヶ月で480回シュポシュポ
ダブルなら…両乳同時に1回✕1日8回✕月30日=1ヶ月で240シュポシュポ

つまり、シングルポンプだと片乳が垂れてくるわ、倍近く時間はかかるわでメリットあまりなし。
ダブルポンプならその搾乳にかける時間を睡眠にあてられるわけです。素晴らしい。

値段に少し驚かれるかもしれませんが
いや、これでも安いくらい!!全く惜しくない。

これから搾乳機の導入を考えているママに絶対オススメのメデラのレンタル搾乳機でした。
レンタルで十分。
いっときしか使わないもん。

母乳バッグは高い、正直高い。
なので私はメルカリなどで未使用のものを買い漁りました。
少しでも安く!数が必要でしたから…

STEP2:寝たきり双子にかぶさり授乳

NICUで哺乳瓶を使用していた双子。

私が病棟で働いていた時から飲ませやすくて大好きだった
病産院用の哺乳瓶(ネットでしか買えない)を自宅に準備しておきました。

チビちゃんで直母が下手っぴだった双子たちですが
だんだんと体つきが大きくなるにつれて問題なく直母が出来るようになり
いつしか哺乳瓶自体を受け付けなくなってしまいました。

よって、ここに同時に授乳するスタイルが生まれたわけです。
いや、別々に泣いてくれればそれぞれにゆっくりあげられるのですが
なんかシンクロしちゃうんですよ、泣くタイミングが(泣)

授乳クッションを腹に装着してソファにもたれかかり、両脇に1人ずつ抱えて飲ませるスタイル。

夫がいるときは1人ずつ「はいどーぞ」「はいどーぞ」と受け取るのですが
それが叶わないときは1人でよっこらせよっこらせ…となかなか出来ない(泣)
ので、ここで新しいスタイルを生み出しました。

これぞ牛スタイル。

床に二人を並べ、上から私が乳を差し出し同時に吸ってもらうのです。
乳を与える母っていうより…乳を提供する生命体…?

しばし四つん這いでキツイ体制でしたが抱っこしなくていいのでその点ではラク。

ただ、母乳の分泌がいいので、時々口にゴボゴボと乳が入ってくるのか
「カハッ!!!」とムセる我が子。おーごめんよ、出すぎてしまったがな。

STEP3:ずり這いしだしたらセルフサービス

双子たちもそのうち、ずり這いなんかし出したりして。
もう牛スタイルに疲れきった母は、次の新たなるスタイルを生み出しました。

それが「セルフサービス」方式、いわゆる「ご自由にお飲みください」スタイル!

授乳タイムになりますと
双子たちのそばでデーンと寝転びまして
乳をポローンとあらわにします。

「さぁっ、お飲みなさい・・・」

これは本当にラクでした!だってただ寝てるだけで良かったから。

ハムハムと乳を吸っている双子を見て、さながら小動物?いや、ここはサバンナ?

まとめ:1年3ヶ月で双子、おっぱい卒業

そんな母乳生産マシーンと化した私でしたが
1歳を過ぎてからも、夜中、今度は交互に!なんでだ!!

交互に起きて順番に母乳を欲しがるものだから
正直一睡もできない日々が続きまして…
「もーむり」と思ったのが1歳3ヶ月の頃だったかしら。

双子の都合というよりはむしろ私の都合で、離乳させました。
今思えば、あんなに大変だった授乳も笑える思い出。楽しかったな。

授乳って、デトックス感があって、ワタシ的には最高でした。
もう二度と味わえない感覚ですが、双子のおっぱいライフを振り返ってみました。

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