※本記事はプロモーションを含みます。
笑い話は、リアルでは笑えない。
「もしそうなったら、俺終わるわー(笑)」
夫はいつもそう言って笑う。
保険の話をする時も
投資の話をする時も
私も一緒になって笑ってたが。
だが、お金に関する記事を書き始めてから気づく。
これがマジになったら、マジで笑えないやつだ。
日々の家事育児、そして家計管理という名のワンオペな日常が
もしかしたらある日突然、崩壊するかもしれない恐怖を
私たちは先送りにしていたに過ぎない。
我が要塞のお金の動きを把握しているのは私だけだ。
夫はキャッシュカード1枚すら持っていない。
銀行アプリ一つ開けない。
「明日私が死んだら我が家、崩壊じゃね?」
この記事はただの悲観的な妄想話ではない。
いつなんどき起こりうる不測の事態に備えた
「家族が生き残るため」の引き継ぎ指令書を作成した実践記録である。
夫は何も知らない
彼はキャッシュカード1枚すら持っていない。
正確には私が管理しているから持たせていない。
現金が必要になれば、私の元へ申請にやってくる。
もちろん、私のスマホのパスコードも知るわけがない。
証券口座、銀行口座、保険、住宅ローン
固定費の引き落とし先、サブスク、子どもの習い事…
彼は何一つ把握していない。

夫は我が要塞の資産総額だって知らない。
私が育成を怠ってきたツケでもある。
私が消えたら、この要塞は機能停止する。
引き継ぎ指令書:6段階構成
夫に向けた緊急事態における引き継ぎ指令書を
6段階で構成した。
一度に全ては処理しきれないので
段階を踏めるよう、優先度順に並べてみた。
LEVEL0|全ての鍵はここから——スマホ・PC
私の全情報の鍵はスマホとPCにある。
他の全LEVELより先に
ロックの解除方法だけは伝えておけ。

パートナーだけがわかるヒントを添える形にとどめることだ。
LEVEL1|生活防衛の要・銀行口座を把握せよ(緊急度:⭐️5)
口座名義人が死亡すると、銀行が死亡を知った時点で口座は凍結される。
その前に「どこに何の口座があるか」を把握しておくことが重要だ。
凍結後も「預貯金仮払い制度」を使えば法的な手続きで一定額を引き出せるが
まず口座の存在を知らなければ何も始まらない。
| 銀行 | 名義 | 役割 | 口座振替 | 暗証番号ヒント |
|---|---|---|---|---|
| ⚪︎⚪︎ | 夫 | 給与受取 | 住宅ローン 子どもの習い事 | |
| △△ | 妻 | 給与受取 | なし | |
| ◻︎◻︎ | 夫 | ハブ | カード引き落とし | |
| ⭐︎⭐︎ | 妻 | ハブ | なし |
LEVEL2|日常を止めるな(緊急度:⭐️4)
管理者が突然いなくなった時
最初に家族を苦しめるのは
「どこから何が引き落とされているかわからない」という混乱だ。
ライフラインが止まる前に、全体を棚卸しするのだ。
| 支払い項目 | 名義/銀行 | 金額 |
|---|---|---|
| 家賃または住宅ローン | 夫/⚪︎⚪︎銀行 | 10万 |
| 電気 | 夫/カード | 変動 |
| ガス | 〃 | 変動 |
| 水道 | 妻/カード | 変動 |
| ネット回線 | 〃 | 4,950 |
| NHK | 〃 | 12,276/年 |
| スマホ/夫 | 夫/カード | 1,393 |
| スマホ/妻 | 妻/カード | 1,393 |
| スマホ/子 | 妻/カード | 1,393 |
| 保険/夫 | 夫/カード | 2,140 |
| 保険/妻 | 妻/カード | 2,043 |
LEVEL3|子どもの日常を守れ(緊急度:⭐️4)
習い事が多い家庭では、月謝の引き落とし口座と金額が把握できていないと
管理者不在後に支払いが止まり子どもの日常が崩れる。
教室名、担当者連絡先、引き落とし口座、金額を一覧化せよ。
| 項目 | 子ども | 支払い方法 | 金額 |
|---|---|---|---|
| ピアノ | A | 現金 | 15,000 |
| ピアノ | B | 現金 | 8,000 |
| スイミング | C | ⚪︎⚪︎銀行/口座振替 | 8,998 |
| 学習教室 | B | 〃 | 9,900 |
| 学習教室 | C | 〃 | 13,530 |
| 塾 | A | 〃 | 13,200 |
| スポーツ | A,B,C | 現金 | 3,000 |
LEVEL4|自動課金を止めろ(緊急度:⭐️3)
気づかないまま毎月引き落とされ続けるお金がある。
管理者がいなくなった後も自動で課金され続けるため
早めにリストアップしておく。
| 項目 | 名義/支払い | 金額 |
|---|---|---|
| オンラインサロン | 妻/カード | 3,300 |
| AIサービス | 妻/カード | 3,600 |
| Netflix | 妻/カード | 1,590 |
| 子ども新聞 | 妻/カード | 550 |
| Google One | 妻/カード | 430 |
以上、我が家を例に表を作成してみた。
定期的に更新作業を忘れないようにしなければならない。
LEVEL5|入るお金を確保せよ(緊急度:⭐️3)
契約している保険を全て洗い出しておく。
生命保険や医療保険は請求しなければお金が受け取れない。
火災保険・自動車保険・自転車保険は解約または名義変更が必要になる場合も。
どちらも「存在を知らなければ何もできない」という点は同じだ。
| 保険会社 | 名義 | 種類 | 満期 | 保険金 |
|---|---|---|---|---|
| ⚪︎⚪︎ | 夫 | 収入保障 | 60歳 | 月10万 |
| △△ | 妻 | 定期死亡 | 60歳 | 1200万 |
| ◻︎◻︎ | 夫 | 自転車 | 1年更新 | |
| ⭐︎⭐︎ | 夫 | 自動車① | 1年更新 | |
| ×× | 夫 | 自動車② | 1年更新 | |
| ◉◉ | 夫 | 火災 | 10年更新 |
👉我が家の保険見直しはこちら
LEVEL6|未来の資産を託せ(緊急度:⭐️2)
- ネット証券・投資信託・NISA :
楽天証券、SBI証券など口座の有無を記載する。
通帳がないため家族が見落としやすい最大の盲点だ。
資産運用の詳細は👉【家族5人のNISAを設計した話】に記録している。 - 会社の財形貯蓄・企業型DC(確定拠出年金):
会社を通じて積み立てているお金の有無を記載する。
給与明細に記載されていても、家族は把握していないことが多い。
| 証券口座 | 名義 | 資産内容 |
|---|---|---|
| ⚪︎⚪︎ | 夫 | ・NISA ・国内株 ・iDeCo |
| △△ | 妻 | 〃 |
| ⚪︎⚪︎ | 子A | ジュニアNISA |
| ⚪︎⚪︎ | 子B | ジュニアNISA |
| ⚪︎⚪︎ | 子C | ジュニアNISA |

他人が読む前提で書くと、自分しか知り得ない情報が
一気に浮かび上がってくるものだ。
あえて紙で保管する
私がいなくなったら
夫が一人で、デジタルな情報をかき集めるのは無理ゲー。
よって、“紙で残す”ことにした。
ただし、暗証番号やパスコードをそのまま紙に書くのは
防犯上リスクが高い。
安全に紙で保管するための3つのルール:
- 生数字は書かない
——「結婚記念日の4桁」「あなたの誕生日の西暦」など
パートナーだけがわかるヒントにとどめる - 指令書とパスワードを物理的に分ける
——リストを書いたノートと、暗証番号を書いた紙は別々の場所に保管する方法。
指令書には「暗証番号は封筒に入れて〇〇の引き出しの奥」とだけ記す。 - 場所だけは口頭で伝えておく
——どれだけ安全に隠しても、パートナーが場所を知らなければ意味がない。
元気なうちに一言だけ伝えておくことだ。
あわせて、保険証券、証券口座の契約書、iDeCoの書類など
重要な契約書類は1冊のファイルにまとめて保管しておくことを勧める。
指令書はお金の動きの地図、ファイルは証拠書類の束。
この2つが揃って初めて、残された家族が動ける。
結論:手遅れになる前に、ペンを握れ
引き継ぎ書の作成は、後回しにされがちなタスクの筆頭である。
とにかく面倒だし
まさか明日自分が死ぬとは、なかなか考えつかない。
だが状況は一瞬で暗転する。
完璧なものを作る必要はない。
まずLEVEL0のパスコードのヒントを書くとこから始めよう。
それだけで、残された家族の混乱は全く変わる。

まず着手すること。その一歩があなたの家族を守る。
考える時間は終わった。
今すぐ、最初の一行を書き始めよ。
👉スマホの中も、保険も、銀行口座も。
ごちゃごちゃしていると大事な情報がどれかがわからない。
定期的にチェックし、風通しをよくしておくことが最大の備えになる。
それはまだ別の記事で書くとしよう。

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