2027年、新たな制度の始まり。
「プロが選ぶ安心の保険!学資保険にもなる」
「満期を過ぎればなんと、元本以上になって戻ってくる」
「これ一本で保証も貯蓄も完璧」
——そんな甘い謳い文句にまんまと釣られ、「貯蓄型保険こそ学資保険の最適解」と信じて疑わなかった、30代ケツの青い私。
毎月せっせとカモネギ預金を9年も貢ぎ続けたが、これが単なるぼったくり商品だと気づいた時、意を決して149万の元本割れ覚悟で全解約。高い高い勉強代を支払わされ、溢れる涙を拭いたときには、なんとジュニアNISAの期限は残り2年……。
ネットの「投資キラキラママ」に出遅れ、焦りまくった私が泥臭くかき集めた大金の行方と、2027年から始まる新制度「子どもNISA」の私の作戦をここにまとめる。
これはよくある新制度のお利口な解説記事ではない。
カモネギ保険を叩き割って出遅れた母が、次のNISAでは子ども自身に運用の舵取りをさせるための、リアルな作戦記録だ。
👉痛い目にあったリアル実体験
【貯蓄型保険を全解約】賢い母だと思っていたが実はカモネギだった私の話
先に、「冷凍庫の奥に隠した480万円」の話をさせてほしい
2022年、低金利時代に銀行に眠っていた子ども3人分の預金と、損切り覚悟で解約した貯蓄型保険の返戻金149万、かき集められるだけ集めた現金は、3人で総額480万円。
この大金を、2023年ジュニアNISA廃止までの残り2年間、SBI証券口座の非課税枠という、一度入れたらなかなか引き出せない冷凍庫へ一気にぶち込んだ。
そして2026年7月現在、久しぶりにこの冷凍庫を開けて目ん玉が飛び出そうになった。
子ども3人分の口座残高がそれぞれ160万→350万円、総額にして「1,050万円」にまで膨れ上がっていたのだ。元本480万円に対して、増えた利益だけで570万円。
完全に利益が元本を追い抜くというバグ発生中。
もし、このまま世界株(オルカン)の冷凍庫に入れたまま、18歳の成人まで触らずに寝かせたらどうなるか。現実的な年利5%〜7%でシミュレーションしてみた最終予想がこれだ。
- 小6第一子(18歳まであと6年)
現在の350万円 ➔ 約470万 〜 520万円に成長 - 小4双子(18歳まであと8年)
現在の350万円 ➔ 約510万 〜 600万円に成長
これだけの金額があれば、子どもたちがどんな進路を選ぼうとも、大体のことには動じずに対応できる。
もちろん、今はこのままこっそり「SBI証券」という冷凍庫の奥に隠し通すつもりだ。
18歳になったその時、進学を選ぶのか、それとも就職や別の道を選ぶのか。本人が自分の意志で人生の選択肢を選び取った瞬間に、「実はこんなものがあるよ」と、彼らが選んだ道に必要な軍資金として差し出すつもりだ。
それまでは、「我が家には冷凍うどん(生活費)しかない」という涼しい顔をして、冷凍庫の扉をガッチリ閉め続ける。あとはこの肉が、本物の未来の資産に化けるのを静かに待つだけだ。
👉我が家の投資元年、2022はこちら【家族5人のNISAを設計した話】
2027年開始「子どもNISA」のスペック
で、その冷凍庫に、2027年から新しい仕様の「子どもNISA」という棚が追加される。お利口な解説サイトの数字だけだと眠くなるので、私のリアルなツッコミと一緒に並べてみた。
| 項目 | 新制度の仕様 | 40代母親のリアルな本音 |
| 対象年齢 | 0歳〜17歳 | 生まれた瞬間から高校卒業まで。着手が遅れた我が身がちょっと痛い。 |
| 年間投資枠 | 60万円 | 毎月5万円。児童手当をそのまま流し込んでもお釣りが出る絶妙な設定。 |
| 生涯非課税枠 | 600万円 | 枠があるだけでありがたい。使い切れるかは私の今後の労働次第。 |
| 途中払い出し | 12歳以降、子どもの同意で可 | ここが新しい鍵。「留学したい」と12歳の子どもが自分で蓋を開ける未来。親が勝手に使い込めない仕様。 |
| 成人NISA移行 | 18歳で自動移行 | 大人用の大きな器へ勝手にスライド。親の手を離れる瞬間。 |
| 親の枠との関係 | 親の枠とは別枠 | 親の老後資金を削らずに、子どもの器を用意できる神ルール。 |
我が家の子どもNISA戦略:子どもの財布を世界市場に直結させる3つの作戦
2027年の新制度スタートにおける我が家の作戦はこれだ。綺麗事は一切抜き、徹底的に親の負担を減らしつつ、子どもにゆるーく金融教育をしてみる。株を所有してみると、世界情勢と経済がリアルに肌で感じることができるのは私の経験則から。
1. 児童手当を全額NISA口座、あとの資金はお小遣いやお年玉
1ヶ月で支給される児童手当の額は3人で5万円。公平に3人で割るとキリよく割れないので、1万円だけ家計から足して6万円にし、3人で割って一人2万円/月を積立設定とする。結論、最低でも年額24万円を埋めることができる。
あとは、「お年玉」や「臨時のお小遣い」などを入金させるが、金額は子ども達に基本的に考えさせたい。①いくら使いたいか、②いくら残して資産運用したいか、親によってどこかで勝手にお金が動いてる、ではなく、自分ごととして捉えさせるのが狙いだ。
2. 銘柄は子どもに選ばせてみる
長期の優良インデックスファンドといえば「全世界株」または「S&P500」。
これをNISA手続きの際に子どもたちに選ばせてみようと思っている。もちろん途中から変えることだって出来るのだから、そこまで大きな罠はない。「世界全体をカバーする」か「アメリカ一強を信じるか」、この二択を考えさせるところからリアルな金融教育が始まる。
3. 「 SBI(冷凍口座)」と「楽天(金融教育よう)」の二大口座の使い分け
古いジュニアNISA口座(SBI証券)は、将来の選択肢のために本人が18歳になるまで隠し通す「未来のための冷凍庫」。そして新しく開設する子どもNISA口座(楽天証券)は、子どもが日常的に値動きを監視する「リアル金融教育」だ。
それ以外にも、子どもNISAを始めるのに向いている理由は
- 子どもに金融教育がしたい
- 成人した時に有利なスタートを切らせたい
- 進学資金を個別に確保したい
- 夫婦にNISA枠を使い切ってしまった

当てはまる人、いるのではないか?
私が子どもNISAを始める理由はまさに「子どもに金融教育をさせたい」からである。
スマホとマイナンバーカードさえあれば、すっぴんのままソファで寝転がって手続きができる。
今すぐ楽天証券を開いて「子どもの器」を確保しておくのが賢い生存戦略だ。
【見落とせないポイント】年齢で決まる“18歳までの枠”
子どもNISAは年間60万円の投資上限がある。つまり、18歳までの残り年数によって非課税で投入できる総額が変わるのだ。
ちなみに、我が家の3人で試算するとこうなる。
| 18歳までの残り年数 | 最大投資枠 | |
|---|---|---|
| 長女 | 6年 | 360万円 |
| 双子 | 8年 | 480万円 |
長女は生涯枠600万円を18歳までに使い切ることは物理的に不可能で、残りの240万円は18歳の成人後に本人自身が埋めていくことになる。双子は2年分多く枠を使えるため、長女より有利な状態で成人NISAへ移行できる。
結論:40歳手前で思い知った“”時間の尊さ”を、子どもたちへ
私が“投資”という武器を手に入れたのは40歳を目前にした頃だった。
長期の資産形成において最大の威力を持つのは大金ではなく、「時間」だ。複利は時間を味方につけた者にしか機能しない。それを知った時の悔しさと言ったら…。もっと早くお金の勉強をしておけば、と思ったりもする。
私たちの世代が信じてきた「大卒で良い会社に入って、真面目に貯金する」という王道ルートは、すでに機能不全に陥っている。
銀行にお金を寝かせている間に、インフレによって資産の価値は目減りし、上がらない給料と増える税金で手取りは削られる。真面目に貯金するのは、底に穴の空いたバケツで必死に水を汲むようなものだ。
学歴があっても稼げない時代になり、銀行に貯金しているだけでは物価上昇に追いつかない。私自身、大卒で必死に働いて「あれ、私の人生こんなもんか」と絶望した瞬間が正直あった。
学歴があっても稼げない時代になり
貯金だけでは物価上昇に追いつかない。
私自身、大卒でこんなもんかと思った瞬間が正直あった。
お金は人生の選択肢を広げる手段だ。
これがあるから、理不尽な状況、搾取の構造から抜け出せる。
自分の人生の指揮権を、他人に渡さずに済む。
義務教育できっちりと金融教育を教えてくれればいいのだが
昔も今も、それは期待できない。
だから子ども達には大人になる前に教えておきたい。

時間を買い戻すことは誰にもできない。
始めるなら、今だ。
全ページカラー、漫画あり。
我が家の子ども達が夢中になって読んだ本だ。大人でも楽しめる1冊。
資産運用を子ども達に教えるならスマホよりも大画面がいい。
👉【子ども3人にMacBook】教育を「武装」に変えた親の配備記録と最適解
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